テスラパワーウォールについて

電気自動車メーカーとして名高いテスラが2020年春より日本国内での家庭用蓄電池販売をスタートしました!テスラが販売する家庭用蓄電池「パワーウォール(Powerwall)」。(以下パワーウォール)

欧米を中心に豊富な実績があるパワーウォール、注目度の高さから日本国内でも設置件数が増えていくことが期待されています。

そんなパワーウォールのメリットや特徴、使い方、デメリットなどを紹介していきます。

リフェコ株式会社はテスラPowerwall認定施工会社です。パワーウォールのご購入につきましてはリフェコ株式会社へご相談下さい。

テスラパワーウォールの特徴とメリット

ここではパワーウォールの特徴とメリットについてご案内します。
まずはパワーウォールの主な仕様・スペックをご覧ください。

定格交流電圧 100V/200V
接続様式 単相三線式
蓄電容量 13.5kWh
定格出力 5kW(充放電)
最大出力 7kW(充放電,10秒間)
充放電効率 90%
保証 10年間
寸法 高さ1150mm×幅753mm×奥行147mm
重量 114kg
設置方式 床置きまたは壁掛け
設置環境 屋内または屋外
動作温度 -20℃~50℃

次にパワーウォールの特徴とメリットについてご案内します。

13.5kWhの大容量蓄電池

パワーウォールの特筆すべきポイントの1つが蓄電容量です。蓄電容量が大きなものほど、蓄電池に蓄えている電力で家電を長時間利用できます。テスラのパワーウォールの蓄電容量は1台で13.5kWhです。

蓄電容量 他社比較表

メーカー型番 蓄電容量
テスラ パワーウォール 13.5kWh
田淵電機蓄電池アイビスセブン EOF** 7.04kWh / 14.08kWh(7.04kWh×2台)
ネクストエナジー蓄電池 NX3098** 9.8kWh
オムロン蓄電池 KPAC** 9.8kWh
ニチコン蓄電池 ESS** 12.0kWh / 16.6kWh
パナソニック蓄電池 LJB** 5.6kWh / 11.2kWh(5.6kWh×2台)
京セラ蓄電池 EGS** 6.5kWh / 12.0kWh
シャープ蓄電池 JH-WB** 4.2kWh / 8.4kWh
蓄電池スマートスターL LL3098** 9.8kWh

他メーカーの家庭用蓄電池と比べてもこれほど大容量の蓄電池は数少ないです。
13.5kWhも容量があれば電気の使い方によっては1日分の電力をすべてパワーウォールだけでまかなうことも可能です。

全負荷型に対応した蓄電池

テスラのパワーウォールは全負荷型の蓄電システムです。パワーウォールの電力は分電盤に接続され、停電時もご家庭内にあるどのコンセントからでも蓄電池に貯めた電気を取り出せます。
ちなみにパワーウォールは特定負荷にも対応します。分電盤内の主幹ブレーカが80A以下であれば全負荷での電力供給が可能であり、分電盤内の主幹ブレーカが80Aより大きい場合は特定負荷分電盤を設置して電力供給範囲を狭め特定負荷型蓄電システムとして働きます。

200V電源にも対応

パワーウォールは200V電源機器も動かせます。パワーウォールは単機能蓄電池で200V機器に対応する数少ない蓄電池です。近年、ご自宅の電化が進みエコキュートやIHクッキングヒーターなどのオール電化製品を導入される方が増えました。パワーウォールは停電時もオール電化製品を動かせる頼もしい蓄電池です。

停電時もしっかりと家電が使える

パワーウォールの自立運転出力は5kWです。これは他メーカーの蓄電池と比べて高出力の分類に入ります。
5kWの出力でどれほどの家電を使えるか、例をあげますと

  1. 蛍光灯4か所(400W)
  2. エアコン2台(2,200W)
  3. IHクッキングヒーター中火/炊飯器/電子レンジ(1,500W)
  4. 冷蔵庫(300W)
  5. 液晶テレビ(50W)
  6. 洗濯機:洗濯時(400W)
  7. パソコン(45W)
  8. 扇風機(34W)

出典:資源エネルギー庁調べ他

※実際の使用時の消費電力は製品の種類・使用方法等により異なります。
このように停電時にもたくさんの家電を同時に使用できます。

パワーウォールは単機能型蓄電池

パワーウォールは単機能蓄電池です。太陽光発電メーカーに影響されず、蓄電池を後付けできます。単機能蓄電池に必要となるパワーコンディショナはパワーウォールの中に内蔵されています。パワーウォールは太陽光発電システムを設置していなくても導入は可能です。

スタイリッシュでコンパクトなデザイン

蓄電容量が13.5kWhと大容量のパワーウォールはサイズが1150mm/753mm/147mm、重量は114kgであり、他の大容量蓄電池と比較して圧倒的にコンパクトな蓄電池です。白を基調としたデザインはテスラの電気自動車をほうふつさせ、パワーウォールは見た目の評価も高いです。

パワーウォールは本体価格が安価

パワーウォールは工事費抜きの価格が990,000円(税抜き)です。本体価格は825,000円(税抜き)、Backup Gateway(パワーウォールのコントロールに必要な機器)は165,000円(税抜き)です。

資源エネルギー庁が公表する2020年度の価格目標は蓄電容量1kWhあたり90,000円(工事費抜き)です。パワーウォールは1kWhあたり73,333円(990,000円÷13.5kWh)であり国の目標を下回るほど安価な蓄電池です。

水冷式冷却システムを搭載

パワーウォールは水冷式冷却システムを搭載しています。家庭用蓄電池に使われるリチウムイオン電池は高温環境では劣化が進行しやすい性質があり、蓄電池を劣化させる原因は熱にあるといわれています。パワーウォールは水冷式冷却システムを活用した温度管理機能が搭載されており、高温にも強い特徴があります。テスラの電気自動車開発で培った信頼性の高い技術が家庭用蓄電池に生かされています。

専用アプリで機器を制御管理できる

テスラアプリを使えばパワーウォールの遠隔操作やモニタリングが行えます。例えばご家庭の電力使用状況や太陽光発電の発電状況、蓄電池の充放電状況、電力会社からの電力購入量などをリアルタイムで確認できます。パワーウォールの運転モードも遠隔操作にて切り替え可能です。

常に最新機能が使えるアップデート機能搭載

パワーウォールにはインターネット通信を介した無料アップデート機能が搭載されています。パワーウォールは日々進化し続けており、新たな機能が開発された場合でも最新の機能を利用することが可能です。

例えばStorm Watch機能はパワーウォールのアップデートにより追加された機能です。Storm Watch機能は台風が近づく可能性が高まると停電に備えて自動的に蓄電量を100%に引き上げてくれる機能です。

テスラパワーウォールの使い方

自家消費モード

発電した電気をできる限り自家消費します。二酸化炭素の排出を抑え環境への影響を最大限少なくできます。

バックアップ専用モード

パワーウォールの充電量を常に100%状態に維持して、停電時のみに放電するモードです。災害時などによる停電への備えに適した設定です。

応用モード時間帯設定 バランスモード

電気料金が高・中・低の時間を入力設定することで、電気料金を鑑みつつ自家消費を優先して動くモードです。

太陽光発電の電力のうち自家消費しきれなかった余剰電力のみを蓄電池に蓄え、電気料金が高い時間帯に放電します。応用モード時間帯設定バランスモードでは電力網からの充電は行いません。

例えば九州電力の「電化でナイトセレクト」の場合、昼間の電気料金単価は夜間と比べて割高となっています。太陽光発電の余剰電力をパワーウォールに充電し、太陽光発電の自家消費では賄え切れずに電気を購入しないといけない場合にパワーウォールから放電が行われます。パワーウォールからの放電は、電力料金の高い時間帯の電力使用時に優先して行われます。

応用モード時間帯設定バランスモードでは太陽光発電を活用して自家消費し、電気代を削減する機能です。太陽光発電の余剰電力が十分に多い方はこのモードが適しているともいえます。

応用モード時間帯設定 節約モード

電気料金が高・中・低の時間を入力設定することで、節約を優先して動くモードです。主に電気料金が低い電力でパワーウォールをフル充電し、電気料金単価が高い時間帯に優先して家庭内の電力消費に対して放電します。

パワーウォールへの充電は電気代の安い時間帯に優先して系統からの電力で行われます。例えば九州電力の「電化でナイトセレクト」の場合、昼間の電気料金単価は夜間と比べて割高です。電気代が安い夜間電力をパワーウォールに充電します。そしてパワーウォールに蓄えた電力は電気料金単価が高い昼間に放電します。

パワーウォールの応用モード時間帯設定 節約モードは、昼間と夜間の電気料金単価の差を活用して電気代を削減するモードです。

蓄電状況によっては太陽光発電の余剰電力からの充電が不要になり、自家消費量が減ってしまう可能性もあります。太陽光発電の余剰電力が少ない方や、FITが継続中で押し上げて売電をされたい方にはこのモードが適しているともいえます。

パワーウォールの注意点やデメリット

販売施工業者が少ない

パワーウォールの販売・施工・保守はテスラ社が認定した業者でなければ行えません。資格を持たない業者が販売・施工・保守を行い発生した傷害または財産の損害に対して、当然ながらテスラ社は一切の責任を負いません。

パワーウォールの認定施工会社は全国で10数社、九州に本社がある業者はリフェコ株式会社のみです。なじみのある地元の業者から購入できないことはデメリットと言えるかもしれません。

テスラはパワーウォールの直販モデルを採用しています。販売元と設置者との間に卸業者などを介しておらず、大手商社が仕入れて提携先の販売施工店に大量に資材を卸すことがありません。

直販モデルにより信頼性の高い工事・低下価格化を実現しています。このテスラによる直販モデルに加えて、テスラが認めた数少ない認定施工会社において、パワーウォールの販売・設置が認められています。

リフェコ株式会社もそのうちの一つです。業者数が少ないことはデメリットかもしれませんが、メーカーが認定した業者だからこその安心があるため、業者選びに失敗するリスクが軽減されることはメリットと言えるでしょう。

インターネット環境が必須

パワーウォール導入にはインターネット環境が必須となっています。ご自宅にインターネット環境がない場合は通信費などが別途必要になります。インターネットはパワーウォールのコントロールやソフトウェアを使用するために必要になります。ソフトウェア利用料が有料のメーカーが多い中、パワーウォールのソフトウェアの利用料は無料です。もちろんインターネット開通済みの場合、別途通信費用は必要ありません。

売電単価が下がるケースがある

家庭用蓄電池の中には押し上げ効果の有無を選択できるものがありますが、パワーウォールには押し上げ効果有しか選択できません。押し上げ効果がある場合、ご自宅の発電設備はダブル発電となります。ダブル発電になると、太陽光発電を導入した年度によっては売電単価が下がるケースがあります。2019年度以前に太陽光発電を設置済みで固定価格買取制度が満了していない方の場合はパワーウォールを導入することで残年数分の売電単価が変わるため注意が必要です。2020年度以降に太陽光発電を設置するご家庭であればダブル発電になっても売電単価は下がりません。

寿命が公表されていない

パワーウォールは期待寿命が公表されていません。家庭用蓄電池の選び方のポイントとしてサイクル数が参考にされることもあるため、寿命が公表されていない点は蓄電池選び時のデメリットと言えるでしょう。ただし蓄電池の寿命の信ぴょう性は100%信用できるものではありません。蓄電池の長期使用を重要視する場合には保証内容に着目することが重要です。パワーウォールは設置日から10年間の限定保証が付与されます。10年間で無制限充放電サイクルのもと70%の蓄電容量を保証してくれます。

停電時に電力が使えないケース

他の蓄電池にも当てはまりますが、停電時に消費電力が多くなるとパワーウォールが機能しなくなる場合があります。「家庭の電力消費量-太陽光発電の発電量≦5kW」が停電時の蓄電池の稼働条件です。家庭の電力消費量が高まった場合、蓄電池は機能を停止します。ブレーカが落ちる原理と同じです。全負荷型で大出力の電力を使えるパワーウォールですが、停電時には電力の使い過ぎにも注意が必要です。

無停電電源装置(UPS)は搭載されていない

ほとんどの家庭用蓄電池には無停電電源装置(UPS)は搭載されていません。パワーウォールも無停電電源装置がついていないため、停電が発生すると一度停電状態となります。医療機器やパソコンなど重要なデータを取り扱う機器に電力を供給し続けなければならない場合は無停電電源装置を導入しておく必要があります。無停電電源装置は1万円程度から購入することができます。

なお、他メーカーの蓄電池は停電時の一時的な停電状態が十数秒続くものもある中、パワーウォールの復旧時間は数秒とされています。停電発生時には照明が一瞬暗くなったと感じる程度でしょう。

ECHONET Liteに対応していない

パワーウォールはECHONET Liteには対応していません。ECHONETとは、メーカーや製品の種類を問わずに機器間で通信しあえる仕組み(通信プロトコル)の事です。多くの場合、SII基準補助金の対象機種の認可要件としてECHONET Lite規格を標準インターフェイスとして搭載していることが求められています。パワーウォールはECHONET Liteには対応していないため、ECHONET Lite の搭載が要件となっているSII基準の補助金は交付されません。

電力変換ロスが多い

パワーウォールは単機能蓄電池です。内蔵されたパワーコンディショナで電力を変換するためハイブリッド型蓄電システムと比べて充放電時の電力変換ロスが大きいです。パワーウォールの変換効率は正味90%とされています。96%程度の変換効率を誇るハイブリッド型蓄電池と比べてシステム全体での変換効率は劣ります。

パワーウォールを製造するテスラ社とは?

テスラ社(Tesla, Inc)は2003年に電気自動車メーカーとしてアメリカ合衆国カルフォルニア州で設立された企業です(旧社名:テスラモーターズ Tesla Motors,inc.)。2015年から太陽光発電や蓄電池などのエネルギー分野にて開発・製造・販売をスタートしました。

電気自動車の蓄電ノウハウを家庭用蓄電池分野に活用しPowerwallは誕生しています。日本国内での家庭用蓄電池市場への本格参入は2020年春であり、これから実績を積み上げていく企業です。

パワーウォールの問合せ

テスラジャパンへのお問い合わせはフリーダイヤル 0120-975-214 におかけください。(電話を掛けたのち、#3(エナジー製品)1#1(パワーウオール)を選択ください。)

サービススタッフの派遣が必要な場合は、原則無償となりますが、お客様瑕疵、現地起因の場合は、ご費用請求の可能性があります。

パワーウォールのことはリフェコ株式会社へご相談ください。

リフェコ株式会社はテスラパワーウォール認定施工会社です。パワーウォールのご相談はリフェコ株式会社へお問合せ下さい。